一般社団法人サン・ビレッジ 代表挨拶

一般社団法人サン・ビレッジ
                       代表 稲垣 薫

一般社団法人サン・ビレッジ代表の稲垣薫です。

サン・ビレッジは、今年で設立13年を迎えます。

私は、大学の社会福祉学部を卒業後、特別支援学校の教諭として国立静岡富士病院で重度心身障害児の訪問教育に携わったのち、沼津特別支援学校の小学部、中学部、高等部の担任として勤務し結婚退職、その後は静岡県のスクールカウンセラーや特別支援学習相談員として心理学会や日本LD学会で学びました。縁あって静岡県障害福祉部の方よりお声がけいただき、発達障害児のための児童福祉サービスの存在を知り通所事業所である一般社団法人サン・ビレッジを設立しました。

それからは、数人のスタッフと共に発達に凸凹のある子どもたちのために保護者の相談や学校生活に苦しさを感じる子どものための学習と療育を富士市富士宮市に展開してきました。

開設当時、東日本大震災もあり世の中が先の見えない不安を抱え、更に近年は、コロナ禍によって学校に行けない子どもたちが急増しました。時代とともに対面のコミュニケーションをとる機会が減り、ここ数年で、人と人の繋がりが希薄化している場面も多くみられるようになりました。

なかでも発達の問題を抱えている子どもたちが周囲の環境に一番影響を受けやすいのだと感じました。サン・ビレッジは設立以前より社会生活への適応の問題を抱えている不登校の子どものための「アルファー適応支援教室」を運営してきました。アルファーには、不登校で悩む子ども達や保護者の方々から多くの相談を寄せられました。

今も不登校支援アルファー教室は、公的機関から認可を受け放課後等デイサービスの一環として続いています。

「子どもを取り巻く環境と大人の在り方を変えていく。未来を担う大切な宝物である子どもを何としても守る。子どもに笑顔を取り戻す。不安を抱えるご家族の支援をする。」
こうした理念でサンビレッジは、活動をしています。

現在は、「小児発達外来 どんぐり診療所」も隣接し、また沼津にある東部発達障害者支援センター「アスタ」も同一法人内で運営し、連携しています。

初心を忘れず、これからもスタッフが、団結して支援の幅を広げ頑張って行きますのでよろしくお願いいたします。

子どもたちの希望ある未来を作るために。

どんぐり診療所 院長挨拶

どんぐり診療所
 院長 安田 寛二

平成28年4月に「どんぐり診療所」を開きました。

もともと私は愛知県で小児科医として働いていましたが、20年前に国立療養所富士病院(国立病院機構静岡富士病院 富士宮市上井出)に赴任し定年まで勤めました。

静岡富士病院では発達障害児の外来診療を担当してきました。静岡富士病院は平成29年秋に同じ国立病院機構の静岡医療センター(駿東郡清水町)に移転統合しました。

静岡県東部には発達障害の診療機関が少ないので、この地域で発達障害の診療を続けようと考え、放課後デイサービスの事業所「サン・ビレッジ」の一室を借りて「どんぐり診療所」を開きました。令和2年5月末からは、「サン・ビレッジ」の施設移転とともに診療所も新築移転いたしました。

診療対象は、発達障害を疑われる幼児からおおよそ高校生までとなります。

子どもたちが受診するきっかけは、幼児であれば「視線が合わない、ことばが遅い、多動で落ち着きがない、園生活になじめない」、学齢児であれば「授業を落ち着いて聴けない、学習に困っている、仲間とトラブルを起こす、不登校になった」などです。

受診する子ども達の大半は特別な学校や学級ではなく通常の園生活、通常の学校生活を送っています。保護者の方々は「なぜうちの子はできないのか、なぜ他の子と違うのか」と悩みます。

「どんぐり診療所」では、まずきちんと診断をして保護者の方々に子どもさんの理解を促すことを大切な柱にします。

そして治療の方針を立てますが、医療でできること(場合によっては薬物治療など)をおこなうとともに、通っている園や学校との連携、そして必要ならば福祉関係者と相談をしながら子ども達の自立に向けての支援を考えていきます。

私がこの診療所を放課後等デイサービス事業所に開いたのは、医療以外の分野の人たちと力を合わせて子ども達と保護者の方々のサポートをしたいと考えたからです。

当院では、非常勤医師の診療日を新たに設けたことで、診察の拡充を図り、受診児者の発達支援と保護者のさまざまな相談支援に応じています。

どうぞ遠慮なく「どんぐり診療所」をご利用ください。

一般社団法人サン・ビレッジ 統括挨拶

 法人統括 稲垣 孝一

こんにちは。

サン・ビレッジで全体統括を務めさせていただいております、稲垣孝一です。

 

サン・ビレッジでは、不登校状態や発達の偏りから生活に困難さを抱える子ども達の支援を行っております。

子ども達の社会性の発達をアセスメントしながら、生きる力を身につけ、豊かな表現を楽しみながら活動できることを目指します。

 

最近では、進路相談にも力を注いでおり、保護者様と協力しながら18歳を迎えた以降も自立に向けて豊かな生活を送っていけるよう一緒に考えさせていただいております。


職員一同、チームワークを活かしながら、子ども達や保護者様の心に寄り添った支援ができる場所であれることを心がけ、精進してまいります。

心理士挨拶

 針間心理士

サン・ビレッジでは、お子さまやそのご家族の様々な困り事や悩みに対応できるよう、スタッフひとりひとりが懸命に日々研鑽を積み、創意工夫を凝らして利用される方のニードに合った支援を心がけています。

また、各専門領域の機関とも密な連携を取りながら、包括的にお子さまを支えることができるようになることも目指しています。

「子どものことでちょっと聞いてみたいことがある」「どんなところか見てみたい」といった内容でも結構です。

一度お問合せいただき、ご見学していただければと思います。

個性豊かで温かみのあるスタッフがお待ちしております。

法人参事挨拶

 内田参事

お子さまの大切な命を守り、よりよいサポートを実現するためには、環境面や送迎時・発災時などの安全配慮が何より重要です。

各事業所のスタッフと共に、安心・安全なサポートを目指しています。

また、よりよい支援には、お子さまが在籍する学校や関係機関との連携も大切です。

小学校・幼稚園での長年の経験を生かしながら、サン・ビレッジの取り組みを皆さまにご理解・ご協力いただけるように努めてまいります。